偽島の隙間のブログ

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興味本位で遺跡を探索し始めて既に9日目。

草とか壁とか、そろそろ何が動いても驚かなくなってきた。
慣れって恐ろしい。

しかし気になるのは、最近襲ってくるのはどうにもいかつい容姿の遺跡の住人。
ちょっと可愛い見た目のヤツもいてアレだが、草に殴られるより相当痛い。
昨日も妙に大きい山猫にやられた引っ掻き傷が見事にラインを残していた。あーあ。

最初は俺たちの事を警戒でもして出てこなかったのが
これからは遠慮なく牙を剥くということなのだろうか。

そろそろ装備も見直していったほうがいいかもしれないな。

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…いつも探索○日目、で混乱して間違えたりします。本当は9日目ですね。
あとうっかり戦闘前セリフ変えるの忘れてて前回のｖｓ山猫・偽妖精のままでしたアチャー
節子それ猫と妖精やない、牙蜥蜴や…！

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今日はどうやら特別な日らしい。何かのお祝いだとか、なんとか。
まあ一人で島に来てる身としては一緒に騒ぐ奴もいないわけで…。

とはいえ、人やらそうでない奴やらで溢れた遺跡の外では
飾り付け用の小物が売られていたり、宴会騒ぎがあったりと
その辺りをうろついているだけでなんとなく自分も楽しい気分になったりする。
そうしていろんな店を見て歩いているうちに、ふと以前買った小さい蝋燭を思い出した。
遺跡内で使うだろうと思って買ったものの、やけに可愛いく実用的とは言い難いもので
今まで使わずに荷物の中で埋もれていたのだ。

そういえば、お祝い事に合わせて何かプレセントを用意しておくようにと
言われていたような気もする。
探索で使うには不釣り合いな小さいロウソクも、贈り物には最適なのかもしれない。
後できれいめの包み布でも買いに行こうか。
誰かに届くまで割れないように。

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どこからか3日坊主！と聞こえた気がした。


砂地に入ったけど、周りは水辺に囲まれていて
心持ち暑さが和らいでいる気がする。
水の跳ねる音が心地よくて、おかげで昨日は良く眠れた。
後で汲んでおこうか。飲んでも大丈夫だよなあれ…。

そうだ、この後の予定も立てなきゃいけない。
そう思って地図を広げようとして。
太陽のような光をきらきら反射する砂地が、もこりと膨らむ。


え、何、ミミズってサングラスすんの？

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今日は日記をサボりました

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＼素晴らしいぐらいに3日坊主！／

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「大丈夫、おいしいから」と言われて草を貰ったわけだが
なんとなくそのまま食べる気にはならず
とりあえず草よりいくらかマシなパン屑でラスクを作る。
一通り作って麻袋に詰めてから何故菓子にしたのかと少しだけ後悔した。
次はもう少し飯寄りにするか。

作る途中でボロボロになったラスクの欠片をつまみながら進む。
遺跡っていうぐらいだから狭っくるしかったり埃っぽかったり
そんなイメージしかなかったけどまさかこんな緑豊かだとは思わなかった。
本当に地下かこれ。それとも幻術とか幻の類か。
でもまあ、探索の間何日も薄暗い地下に籠るよりかは
仮に偽物でも地下に居ながら空を見上げられるこっちのほうがずっといい。
空は好きだ。青さとか、風とか。

そんなことを思いながら歩いていたら、視界の端で何か動いた気がした。
……気のせいじゃなかった。
背の高いの低いのが入り混じった草むらの中、緑色の、ふさふさした……

え、何、草って動くの？

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